Shopify開設の基本的な方法|事前に必要なものや手順をわかりやすく解説
Shopifyは、専門知識がなくても本格的なネットショップを開設できるECサイト構築サービスです。
30分もあればデザイン性の高いネットショップを手軽に作成できることから、個人事業主から企業まで幅広く利用されています。
その一方で、Shopifyの開設を検討しているものの、「何から準備すればよいのか分からない」「設定項目が多くて難しそう」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
Shopifyは手順に沿って準備を進めれば、初心者でも比較的スムーズにECサイトを開設できます。
ただし、事前に準備が必要であり、準備不足のまま開設しようとすると設定作業に時間がかかったり、公開後に修正が必要になったりするケースもあるので、注意が必要です。
本記事では、Shopifyを開設する前に準備するものや、ECサイト公開までの具体的な手順を分かりやすく解説します。
▼ Shopifyとは
Shopifyは、世界175か国以上で利用されているカナダ発のECサイト構築サービスです。専門的なプログラミング知識がなくても、本格的なネットショップを開設できることから、多くの企業や個人事業主に選ばれています。
商品登録や決済機能、配送設定など、ECサイト運営に必要な機能があらかじめ用意されているため、一からシステムを開発する必要がありません。また、豊富なデザインテーマやアプリを活用することで、自社に合わせたショップへカスタマイズできる点も魅力です。
さらに、多言語・多通貨への対応や、海外配送機能なども備えているため、国内だけではなく海外販売を視野に入れたECサイト運営にも適しています。
その他、プランも豊富で月額750円~利用できる個人向けのものから、分析レポートがついた法人向けのものまで、目的や予算に応じて選べるのもメリットです。
さらに、事業の成長に合わせて機能を拡張できるため、最初は小規模でECサイトをはじめ、必要に応じて機能を足していける自由度の高さも魅力となり、多くのEC事業者に支持されています。
▼ Shopify開設前に準備するもの
Shopifyは個人・法人問わず誰でも開設ができますが、事前に準備しておくものもあります。
あらかじめ必要なものを用意しておけば、スムーズに開設が可能です。
公開直前になって慌てないためにも、あらかじめ必要な情報を整理しておきましょう。
ここでは、Shopify開設前に準備するものをご紹介します。
・メールアドレス
まず準備しておきたいのが、Shopifyの管理用メールアドレスです。
Shopifyではアカウント作成時にメールアドレスが必要になります。
「Gmail」や「Yahoo!メール」などのフリーアドレスでも問題なく利用できます。
法人で利用する場合は、会社のメールアドレスを利用すれば信用度も高められるのでおすすめです。
また、注文通知や問い合わせ通知なども届くため、普段利用しているメールとは別に、ECサイト専用のメールアドレスを用意しておくと、見逃しなどを防げます。
運営担当者が複数いる場合でも、管理用メールアドレスはひとつのほうが管理しやすいでしょう。
この他、重要な通知を見落とさないよう、普段から確認しやすいメールアドレスを利用することも大切です。
・販売する商品
ショップを公開する前に、販売する商品情報も準備しておきましょう。
販売する商品の写真や情報は、ECサイトの「顔」でもあります。
しっかりと準備に時間をかけ、集客に効果があるように整えましょう。
記載する情報の一例を挙げると以下の通りです。
- 商品名
- 商品説明
- 商品画像
- 販売価格
- 在庫数
- 商品カテゴリー
特に商品画像は、購入率に大きく影響します。
できるだけ高画質で、商品の特徴が伝わる写真を複数枚用意しておくと、購入を検討しているユーザーへ商品の魅力を伝えやすくなります。
また、商品説明も仕様だけを書くのではなく、商品の特徴や利用シーン、メリットなどを分かりやすく記載すると、購入につながりやすくなるので、おすすめです。
・決済方法、銀行口座
ECサイトでは、顧客が安心して利用できる決済方法を準備することも重要です。
Shopifyではクレジットカード決済をはじめ、さまざまな決済サービスを利用できます。
販売する商品によっては、クレジットカード決済の他、代引き、銀行払い、電子マネーなどを用意してみてください。
利用予定の決済方法を事前に確認し、必要に応じて審査や登録を済ませておくと、公開後もスムーズに販売を開始できます。
また、売上金の受取先となる銀行口座も必要です。
法人の場合は法人名義、個人事業主の場合は事業用口座を利用すると、売上管理や会計処理を行いやすくなります。
・ショップ名、ブランド情報
ショップ名やブランド情報は売上を左右する重要なものです。
ショップ名は、顧客に覚えてもらいやすく、自社の商品やブランドイメージに合った名称を選ぶことが大切です。
必要であれば、デザイナーやコピーライターに依頼してもいいでしょう。
フリーランスと個人・企業をつなぐプラットフォームなども活用できます。
また、以下のようなものも用意しておくとショップ全体に統一感が生まれ、顧客にショップのコンセプトなどを理解してもらいやすくなります。
- ブランドコンセプト
- ロゴ
- ブランドカラー
- ショップ紹介文
これらを最初に決めておけば、商品ページやトップページを作成する際も、一貫したデザインやメッセージでブランドを表現できます。
▼ Shopify開設手順
Shopifyの開設は、決して難しくはありません。
手順に沿って設定を進めれば、初心者でも比較的簡単にECサイトを公開できます。
ここでは、ショップ公開までの基本的な流れを順番に紹介します。
・アカウントを作成する
最初にShopify公式サイトからアカウントを作成します。
メールアドレスやパスワードを登録し、必要事項を入力すれば、管理画面を利用できるようになります。
無料体験期間が用意されている場合は、その期間中にショップの設定やデザインを確認しておくと安心です。
・ストア情報を入力する
アカウント作成後は、ショップ名や所在地、運営者情報など、基本情報を登録します。
ここで入力した情報は、注文確認メールや特定商取引法に基づく表記などにも利用されるため、誤りがないよう注意しましょう。
また、配送元住所や連絡先もあわせて設定しておくことで、公開後のトラブル防止につながります。
・テーマを選択する
基本的な設定が完了したら、ショップのデザインとなるテーマを選択します。
Shopifyには無料・有料を含め、多数のテーマが用意されています。
取り扱う商品やブランドイメージに合わせてテーマを選ぶことで、統一感のあるECサイトが作成できるでしょう。
テーマは後から変更できますが、変更するとレイアウトの調整が必要になる場合もあります。
そのため、最初にブランドイメージに合ったテーマを選んでおけば、公開後の修正作業を減らせます。
・商品を登録する
テーマを設定したら、販売する商品を登録します。
最も重要な作業のひとつなので、入念に確認しながら行いましょう。
商品名や価格、説明文、画像などを入力し、商品ページを作成する際は、商品の特徴だけでなく、サイズや素材、使用方法なども分かりやすく記載することで、購入後のトラブル防止にもつながります。
また、高品質な商品画像を複数掲載すると、商品の魅力をより伝えやすくなるでしょう。
・決済方法を設定する
商品登録が完了したら、決済方法を設定します。
Shopifyではクレジットカード決済をはじめ、さまざまな決済サービスに対応しています。
決済方法が少ないと、購入を検討していたユーザーが途中で離脱してしまう可能性が高まるため、できるだけ利用者が使いやすい決済方法を導入することが大切です。
また、ターゲットとなる顧客層に合わせて決済方法を選ぶことで、購入しやすい環境を整えられます。
その他、利用する決済サービスによっては手数料や審査期間が異なるため、事前に確認しておくとスムーズに対応ができるでしょう。
・ 配送設定を行う
決済方法の設定後は、忘れずに配送設定を行います。
配送エリアや送料、配送方法などを設定し、購入後にスムーズに商品を届けられる環境を整えましょう。
送料は購入率にも影響するため、自社の商品価格や利益率を考慮しながら設定することが重要です。
また、配送エリアを限定する場合や、送料無料の条件を設定する場合は、利用者に分かりやすく表示することで問い合わせの防止にもつながります。
・独自ドメインを設定する
ショップを公開する前に、独自ドメインの設定も行いましょう。
独自ドメインを利用すると、ブランドの信頼性が向上し、顧客にもショップ名を覚えてもらいやすくなります。
また、独自ドメインはブランディングだけではなく、長期的なECサイト運営にも必要です。
すでに自社ホームページで利用しているドメインがある場合は、ブランドイメージを統一するためにも同じドメインを活用するとよいでしょう。
・ストアを公開する
すべての設定が完了したら、ストアを公開します。
公開前には、商品ページや送料設定、決済方法などに誤りがないか最終確認を行いましょう。
実際に商品を購入する流れを試してみることで、入力漏れや表示崩れなどの問題にも気付きやすくなります。
ストア公開後も必要に応じて修正できるため、公開前にできるだけ細かな部分まで確認しておくことをおすすめします。
▼ Shopify運営を軌道に乗せるには日々の業務が必要
Shopifyは開設しただけでは集客につながりません。
ショップの運営を軌道にのせるためには、日々の運営業務を継続し、改善を繰り返していくことが重要です。
また、運営方法によっては売上や顧客満足度に大きく影響するため、業務内容だけではなく注意点についても理解しておきましょう。
・商品の管理、発送
ECサイトでは、商品登録や在庫管理、受注処理、発送業務など、毎日さまざまな業務が発生します。
商品情報を最新の状態に保ち、在庫数を正確に管理することで、注文後の欠品やキャンセルを防げます。
また、発送が遅れる場合は、できるだけ早く顧客へ連絡することも大切です。
発送状況を適切に案内することで、顧客に安心感を与えられ、クレームの防止にもつながります。
商品情報や在庫状況は定期的に見直し、常に正確な情報を掲載することを心掛けましょう。
・宣伝、集客
ECサイトの売上を伸ばすには、宣伝が欠かせません。
また、ブランドの宣伝を定期的に行うことで集客にも効果が期待できます。
そのため、SEO対策やSNS運用、Web広告などを活用し、継続的に集客を行う必要があります。
例えば、新商品の情報をSNSで発信したり、ブログ記事を更新したりすることで、ショップを知ってもらう機会を増やせるでしょう。
また、広告は短期間で集客しやすい反面、広告費がかかります。
広告だけに頼るのではなく、SEOやSNSなど複数の集客方法を組み合わせながら、自社に合った方法を見つけることが重要です。
さらに、集客施策は実施して終わりではありません。
アクセス数や購入率などを確認しながら改善を繰り返すことで、より高い効果が期待できます。
・サイトの改善
Shopifyを長く運営するためには、サイト改善も欠かせません。
アクセス解析を行い、どの商品ページが見られているのか、どこで離脱しているのかなどを確認しながら改善を進めましょう。
例えば、アクセス数は多いにもかかわらず購入につながらない場合は、商品説明や画像、購入ボタンの配置などを見直すことで改善できる可能性があります。
また、ユーザーの行動は時間の経過とともに変化します。
一度サイトを作って終わりではなく、定期的に商品ページや導線を見直しながら改善を続けることが、安定した運営につながるでしょう。
▼ 社内リソースが不足しているなら、外部の業者に業務の一部を委託することもおすすめ
Shopify運営では、商品登録や受注管理だけではなく、SEO対策や広告運用、サイト改善など、継続的な業務が数多く発生します。
しかし、社内リソースが不足していたり、担当者の知識や経験が十分でなかったりする場合は、企業内だけで対応が難しいケースは珍しくありません。
そのような場合は、必要な業務だけ外部の専門業者へ委託することも一つの方法です。
例えば、商品登録だけ、SEO対策だけ、広告運用だけなど、必要な業務をスポットで依頼できる業者もあります。
外部へ委託することで、運営担当者は商品企画や顧客対応など、本来注力すべき業務へ集中しやすくなるでしょう。
なお、業者によって対応できる業務やサポート内容は異なります。依頼する際は、実績やサポート範囲、費用などを比較し、自社に合った業者を選ぶことが重要です。
▼ まとめ
Shopifyは初心者でも比較的簡単にECサイトを開設できます。
しかし、ECサイトは開設しただけでは売上につながるとは限りません。商品の管理や発送、集客、サイト改善など、日々の運営業務を継続しながらショップを育てていくことが大切です。また、必要に応じて配送日時の指定やポイントの導入など、必要な機能を追加、設定してより集客が望めるサイトに改善していく必要があります。
つまり、サイトを成長させていくことで売上アップや業務効率化が見込まれるでしょう。
また、運営を続ける中では、在庫管理や発送対応、集客施策の見直しなど、注意すべきポイントも数多くあります。これらを一つずつ改善していくことで、顧客満足度の向上や売上アップにつながるでしょう。
社内だけで対応が難しい場合は、必要な業務だけ外部の専門業者へ委託することも有効な選択肢です。自社の状況に合わせた運営体制を整えながら、継続的に改善を重ね、成果につながるECサイト運営を目指しましょう。
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