ECサイトの「よくある質問(FAQ)」ページの必要性|正しい作り方やポイントを解説
ECサイトのFAQページは、ユーザーの疑問を解決し、問い合わせ件数の削減や購入率の向上につながる重要なコンテンツです。
しかし、FAQは商品説明のページと比較すると、力をいれている企業がまだ少ないのも事実です。
そのため、FAQのページを充実させると利用者は、購入前に疑問や不安を解消でき、売上の向上につながります。
特に、配送方法や送料、返品条件などは、多くのユーザーが購入前に確認する項目なので、充実させておくのがおすすめです。
本記事では「FAQページを設置しているが、活用できていない」「FAQページにどのような情報を掲載すればよいか分からない」と悩んでいるEC担当者に向けて、ECサイトにおけるFAQページの役割や掲載すべき内容、作成時のポイントについて分かりやすく解説します。
また、FAQページは、実際の問い合わせ内容やユーザーの疑問をもとに作成し、継続的に改善していくことで効果を発揮します。
情報の取捨選択や改善方法のポイントも紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
▼ ECサイトにおけるFAQページの役割
FAQページは、利用者が抱える疑問を解決し、安心して商品を購入してもらう役割を担うページです。
FAQページが分かりやすく充実していれば、問い合わせ対応の負担を軽減するだけではなく、ユーザー満足度の向上や購入率アップなど、さまざまな効果が期待できます。
ここでは、ECサイトにFAQページを設置する主な役割について紹介します。
・ユーザーの疑問をすぐに解決する
FAQページの最も重要な役割は、ユーザーの多くが抱きがちな疑問を解決することです。
ECサイトでは、実店舗とは異なり、商品を直接確認しながら店員へ質問することができません。
そのため、商品の仕様やサイズ、送料、支払い方法などについてよくわからない点が多いほど、買い物の途中で離脱する可能性が高まります。
FAQページを設置し、よくある質問や疑問を分かりやすく解説していれば、利用者は必要な情報を自分で探し、短時間で疑問を解決できるでしょう。
また、商品ページだけでは伝えきれない内容も補足できるため、購入前の不安を軽減できます。
・問い合わせ対応の負担の軽減
FAQページを充実させれば、問い合わせ対応の負担も軽減できます。
ユーザーからの問い合わせは多岐にわたります。しかし、同じような質問が繰り返し寄せられる場合は、FAQページを充実させることで問い合わせ件数の削減につながるでしょう。
例えば、「送料はいくらですか」「返品できますか」「配送まで何日かかりますか」といった質問をFAQページへ掲載しておけば、利用者が自己解決できます。
ユーザーも問い合わせの手間が省けるため、結果的に顧客満足度も上がるでしょう。
問い合わせ対応にかかる時間を削減できれば、商品企画やマーケティングなど、本来注力したい業務へ時間を使いやすくなる等のメリットもあります。
・顧客満足度や購入率の向上
FAQページは、購入前の疑問を解消することで、顧客満足度や購入率の向上にもつながります。
利用者は少しでも不安があると、商品を購入せず離脱してしまう傾向があります。
しかし、FAQページで必要な情報をすぐに確認できれば、不安が解消され、購入率も上がるでしょう。
また、問い合わせをしなくても必要な情報が見つかるECサイトは、利用しやすいショップという印象を与え、顧客満足度にもつながります。
この他、購入前だけではなく、購入後の配送や返品などについても分かりやすく案内することで、安心感を持って利用してもらいやすくなります。
▼ FAQページに掲載する主な内容
FAQページには、利用者が購入前後に感じやすい疑問を掲載することが重要です。
問い合わせが多い内容を整理して掲載することで、利用者は必要な情報を探しやすくなります。
ここでは、多くのECサイトで掲載されている代表的な質問内容を紹介するので、参考にしてください。
・商品に関する質問
商品の仕様やサイズ、カラー、素材などは、多くの利用者が疑問を持ちやすいものです。
ECサイトでは商品を直接確認できないため、商品ページだけでは伝わりにくい情報をFAQページで補足すると安心感につながります。
また、「サイズ感は大きめですか」「再入荷予定はありますか」など、実際に寄せられた質問を掲載するのもおすすめです。
商品に関する質問を充実させることで、購入後のイメージ違いや問い合わせ件数の削減もできるでしょう。
・注文、支払いに関する質問
注文方法や支払い方法についても、FAQページへ掲載しておきたい内容です。
例えば、クレジットカード決済やコンビニ決済、銀行振込など、利用できる決済方法を分かりやすく案内しておくことで、購入前の不安を軽減できます。
また、「注文内容を変更したい」「領収書は発行できますか」といった質問も掲載しておくと、購入後の問い合わせ削減にもつながるでしょう。
利用者がスムーズに注文できるよう、購入の流れについても分かりやすく説明することが大切です。
・配送、送料に関する質問
配送方法や送料についても詳しく解説しておくと、顧客満足度を向上できます。
送料が分かりにくかったり、配送日数が記載されていなかったりすると、購入途中の離脱につながります。
そのため、送料の金額や配送会社、発送までの日数などは、FAQページでも分かりやすく案内しておくのがおすすめです。
また、配送状況の確認方法や、長期休暇中の発送スケジュールについても掲載しておくことで、購入後の問い合わせを減らしやすくなります。
・返品、交換に関する質問
返品や交換に関するルールも、FAQに記載しておくと顧客が助かる情報です。
例えば、「返品できる期間は何日ですか」「不良品が届いた場合はどうすればよいですか」などの質問を記載しておけば、安心感につながります。
また、返品・交換の条件や手続き方法もわかりやすく掲載しておけば、購入後のトラブル防止にも役立つでしょう。
この他、送料の負担や返品できない商品についても明記しておくことで、利用者との認識の違いを防ぎやすくなるでしょう。
・会員登録、アカウントに関する質問
会員登録やログインに関する質問も、FAQページへ掲載しておきたい内容です。
例えば、「パスワードを忘れた場合はどうすればよいですか」「登録情報はどこから変更できますか」といった質問は、多くのECサイトで寄せられているため、再設定の方法を記載しておきましょう。
また、退会方法やメールマガジンの配信停止方法などについても掲載しておくことで、問い合わせ件数の削減につながります。
▼ 読みやすく理解しやすいFAQページを作るコツ
FAQページは、質問を並べるだけでは十分な効果を発揮できません。
利用者が必要な情報をすぐに見つけられるよう、内容や構成を工夫することが重要です。
ここでは、利用しやすいFAQページを作るためのポイントを紹介します。
・実際の問い合わせ内容をもとに作成する
FAQページは、実際に寄せられた問い合わせ内容をもとに作成することが大切です。
運営者が「必要だろう」と考えた内容だけでは、利用者が本当に知りたい情報とずれてしまうことがあります。
問い合わせ履歴やチャットで多かった質問を整理し、よくある質問から優先的に掲載すると、自己解決しやすいFAQページになります。
また、新しい問い合わせが増えてきた場合は、その内容を追加するなど、継続的な見直しも必要です。
・ユーザー目線で質問を作成する
FAQページでは、専門用語ではなく利用者が普段使う言葉で質問を作成しましょう。
例えば、「配送ポリシー」よりも「商品は何日で届きますか」のような表現のほうが、利用者にも伝わりやすくなります。
また、検索されやすい言葉を意識することで、Googleなどの検索エンジンからもアクセスしやすくなります。
誰でも理解しやすい表現を心掛けることが、利用しやすいFAQページづくりのポイントです。
・回答は簡潔で分かりやすくまとめる
回答文は、できるだけ簡潔にまとめることも重要です。
長文になりすぎると、利用者は必要な情報を探しにくくなってしまいます。
まず結論を伝え、その後に補足説明を加える構成にすると、内容を理解しやすくなるでしょう。
また、詳しい説明が必要な場合は、商品ページや利用ガイドなどへのリンクを設置すると、FAQページ全体も見やすくなります。
・カテゴリーごとに整理する
質問数が多い場合は、カテゴリーごとに整理しましょう。
例えば、「商品」「注文」「配送」「返品」「会員情報」などに分類することで、利用者は目的の質問を探しやすくなります。
カテゴリーが整理されているFAQページは、必要な情報へ素早くたどり着けるため、利便性の向上にもつながります。
質問数が増えてきた場合は、カテゴリーを見直すことも大切です。
▼ FAQページを作成する際のポイント
FAQページは、掲載内容だけでなく、使いやすさも重要です。
利用者が快適に利用できるよう、ページ全体の構成や表示方法にも配慮しましょう。
ここでは、FAQページを作成する際のポイントを解説します。
・検索しやすい構成にする
FAQページでは、目的の質問をすぐに見つけられる構成を意識しましょう。
質問数が多い場合は検索機能を設置したり、見出しを分かりやすく整理したりすることで、必要な情報へ素早くアクセスできます。
利用者が迷わず情報を探せることは、満足度向上にもつながります。
・スマートフォンでも見やすくする
現在はスマートフォンからECサイトを利用する方も多くなっています。
そのため、FAQページもスマートフォンで見やすいレイアウトにすることが重要です。
文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりすると、利用者は途中で離脱する可能性があります。
画面サイズに合わせた表示や、読みやすい文字量を意識しましょう。
・定期的に更新する
FAQページは、一度作成したら終わりではありません。
商品の追加やサービス内容の変更に合わせて、掲載内容も更新する必要があります。
また、新しい問い合わせが増えてきた場合は、その内容を反映することで、より実用的なFAQページになります。
常に最新の情報を掲載することが、利用者の信頼にもつながります。
・関連ページへの導線を設ける
FAQだけで説明しきれない内容については、関連ページへのリンクを設置しましょう。
例えば、商品ページや利用ガイド、お問い合わせページなどへ誘導することで、利用者は必要な情報をスムーズに確認できます。
ページ同士を適切につなぐことで、サイト全体の利便性向上にもつながります。
▼ FAQページ作成でよくある失敗
FAQページは作成方法によっては十分な効果を発揮できません。
ここでは、よくある失敗例を紹介します。
・回答が分かりにくい
専門用語を多く使ったり、回答が長すぎたりすると、利用者は内容を理解しにくくなります。
誰でも理解できる言葉で、結論から分かりやすく説明することが大切です。
・情報が更新されていない
古い情報を掲載したままでは、利用者とのトラブルにつながる恐れもあります。
情報は常に最新のものに更新しましょう。
特に、サービス内容や送料、配送日数などに変更があった場合は、速やかにFAQページも更新することが必要です。
・ユーザーが知りたい内容が掲載されていない
運営者目線だけでFAQを作成すると、利用者が本当に知りたい情報が不足してしまいます。
実際の問い合わせ内容や利用者の行動を参考にしながら、継続的に改善していくことが重要です。
▼ ECサイトのFAQページ作りに悩んだら外部に委託するのもおすすめ
FAQページは、利用者の疑問を解決するだけでなく、問い合わせ削減や購入率向上にも影響する重要なコンテンツです。
しかし、問い合わせ内容の分析や構成の作成、継続的な更新には時間や人手が必要になります。
社内だけで対応が難しい場合は、ECサイト制作やコンテンツ制作を行う専門会社へ依頼することも一つの方法です。
専門会社であれば、利用者目線を意識したFAQページの作成や改善提案も期待できます。自社の状況に合わせて、外部サービスの活用も検討するとよいでしょう。
▼ まとめ
FAQページは、問い合わせ件数の削減だけでなく、顧客満足度や購入率の向上にもつながる重要なコンテンツです。
利用者が知りたい情報を分かりやすく掲載し、検索しやすい構成を意識することで、ECサイト全体の利便性向上も期待できます。
また、FAQページは一度作成して終わりではなく、問い合わせ内容やサービスの変更に合わせて継続的に改善することが大切です。
社内だけで対応が難しい場合は、ECサイト運営やコンテンツ制作やEC運営代行を専門とする会社へ相談することも有効な選択肢です。利用者にとって使いやすいFAQページを整備し、安心して利用できるECサイト運営を目指しましょう。
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